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「水道管の中で働く?」下水道メンテナンスの仕事に転職した話

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「下水道メンテナンス」ってどんな仕事?

「下水道メンテナンス」と聞くと、多くの人が真っ先に思い浮かべるのは「臭そう」「汚い」「キツい」の三拍子かもしれない。
しかし、その印象だけでこの仕事の価値を判断してしまうのはもったいない。

実はこの仕事、インフラを支える社会的に重要な役割を果たしており、安定した需要がある。生活排水や雨水を安全に流すためには、定期的な点検や清掃が欠かせない。マンホールの下、水道管の奥深くに潜り、詰まりや破損がないかを確認したり、高圧洗浄車や内視鏡カメラなどを使ってメンテナンスを行うのが主な仕事だ。

意外とテクノロジーが進んでいる

下水道の仕事=昔ながらの泥まみれ作業、というイメージを持っているなら、それは一昔前の話。近年では、機械化・IT化が進んでおり、作業の効率や安全性も大きく向上している。

たとえば、管内の点検には遠隔操作の小型カメラロボットが使われることが多くなっており、作業員は地上のモニターで映像を確認しながら指示を出す。人力で入る必要があるケースは減ってきているが、どうしても細かい作業や緊急対応が必要なときは、現場に潜ることもある。

まるで『メトロイド』や『風来のシレン』のように、狭くて見えない空間を進みながら、問題箇所を見つけていく——そんな“探索感”のある仕事だ。

40代での転職。なぜ選んだか?

私がこの仕事を選んだのは、デスクワークに疲れていたからだ。以前は都内のIT企業で営業をしていたが、ノルマと数字に追われる毎日に限界を感じていた。そんな時、「体を動かす仕事がしたい」と思って探した中で出会ったのが、この下水道メンテナンスの仕事だった。

求人には「未経験歓迎」「資格取得支援あり」と書かれており、実際に応募してみると、しっかりとした研修制度が整っていた。最初の数カ月は先輩の現場に同行しながら、道具の使い方や安全管理を一つずつ覚えていった。

現場仕事は確かにハードだが、その分チームワークがあり、仕事が終わった後の達成感がある。何より、「誰かの生活インフラを守っている」という誇りを感じられるのが大きい。

気になる給与や待遇は?

気になる給与についてだが、会社や地域によって差はあるものの、月給25〜35万円程度が一般的。夜間作業や緊急対応が発生すると手当がつき、年収ベースでは400〜500万円ほどになることもある。

また、地方自治体からの受託業務が多く、仕事量は比較的安定している。資格(下水道管理技士など)を取れば昇給やキャリアアップの道もあり、腰を据えて長く働ける職場だと感じている。

決して派手な仕事ではないが、「縁の下の力持ち」として社会に貢献したい人にとって、下水道メンテナンスの仕事は十分に魅力ある選択肢だ。

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