その場にいるだけで雰囲気をよくする、不思議な力を持つ人のことを「ムードメーカー」といいますが、持って生まれた性格もあり、なかなか誰もがなれるわけではありません。
ムードメーカーの特徴
ムードメーカーは、気配り上手で聞き上手です。
嫌味がなく自然な形なので、世代を超えて愛されます。
学生時代にもクラスにひとりやふたりはいて、彼や彼女は周りの雰囲気を明るくしてくれ、団結力を強めてくれました。
会社でもそんなムードメーカーがいてくれると、まわりの人も元気になれ、結束力も強くなりますよね。
自分が明るい・人を明るくしてくれる・やる気にさせてくれるなどさまざまなムードメーカーがいますが、これらの人は次のような特徴を持っていることが多いです。
その状況にあった雰囲気を作れる
自分と年代の違う人や、社交的ではない人にも気を配ります。
仕事上で失敗して気持ちが沈んでいる人にたいしても、それとなくフォローします。
根に持たない
職場内で意見が異なったり、理不尽なことがあっても根に持つことはなく、トラブルをひきずりません。また、気持ちの切り替えが上手なため、人の悪口を言いません。
人といるのが好き
頭の回転が早いので、その人に合った会話をする事ができます。
基本的に「人が好きで人に興味がある」のが、ムードメーカーの特徴です。
たくさんの人に信頼されている
他人の長所見つけるのが上手で、サラッと褒めてくれたりするので、多くの人の信頼を得ます。
ムードメーカー診断・あなたもムードメーカーになれる?
会社の仲間や知り合いから「話がおもしろい」と言われることがありますか?
ムードメーカーと呼ばれる人は話題が豊富で、おもしろい話を提供することが出来ます。
また、仲間の多くが落ちこんでいる時や緊張している時も、ユーモアのある発言をそれとなくしてして、リラックスできる雰囲気を作ってくれます。
会社でトラブルが発生したとき、あなたは率先して対応できますか?
ムードメーカーはトラブル発生時に、まずすべきことを直感的に感じ取り、対処することができます。
もしアニメの声優ができるとしたら、あなたは主役になりたいですか?
面白くて、話題の提供が上手な人は主役にこだわらず、どんな役も魅力的にこなします。
仕事においても人の嫌がる仕事も快く引き受けます。
喜怒哀楽の中なら一番「喜」になることが多いタイプですか?
ありのままの自分を人にさらすことができのも、ムードメーカーの特徴です。
喜びだけでなく、怒りも哀しみも楽しみの感情も素直に表します。
嫌いな人でも好きになる努力ができますか?
自分が苦手な人は相手側もこちらを苦手だと思っていることが多いです。
いわゆる合わせ鏡のようなもの。
苦手な人を苦手じゃなくなる方法はかんたんで「優しくすること」です。
優しくしてもらうと安心感が得られるため、心を開くのが人の常。
ムードメーカーになる近道は「人に優しく」がキーワードです。
その他にもカラオケを積極的に歌う人や悩みなどを、よく相談される人はムードメーカーに慣れる素質があります。
職場のムードメーカー
口先だけの人とだと思われないようにしよう
職場においては、仕事がきちんとこなせなければ、どんなに人当たりが良くても、信頼してもらえません。
「口先だけの人」はムードメーカーとは違うことを認識しておきましょう。
八方美人だと言われないようにしよう
ムードメーカーとしての資質が無い人が、ムリをして雰囲気をかもし出そうとしても、不自然さがつきまといます。
理想ばかり述べて行動しない人にならないために
ムードメーカーになろうとするよりも、目の前のことを着実にこなしていくことが大切です。持って生まれたムードメーカーとしての資質がなくても、周りから信頼が得られます。
トラブルメーカーにならないようにしよう
ムリしておもしろいことを言ったり奇抜な意見を述べることは、ムードメーカでなくトラブルメーカーになる恐れがあります。
ありのままの自分でいることの大事さに気付くことも大事です。
ムードメーカーを履歴書・自己PRに記載するなら
周りの人にどう評価されていたのか「客観的」に書く・伝える
就職などにあたって履歴書を作成する際に、ムードメーカーであることを伝えたいなら、客観的にPRしましょう。
たとえば、「体育会系の剣道の部活動でキャプテン経験があり、コミュニケーションを取りながら練習を重ね、国体で団体の部で準優勝をすることができました」などと、シンプルに書く方が好感が持たれるようです。
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面接で伝えるには
まず、「私のアピールポイントはムードメーカーであることです。」と結論を述べ、この性格を活かして社内でもコミュニケーションをとり、仲間意識を高めたいと思います。将来的には、会社の顔として他企業とも意見交換ができるようになりたいと思います」
などというように、明確にアピールすることが大事です。
笑顔で面接官と話し、声のトーンを明るめに
やたらと明るすぎてテンションが高いのもこまりものですが、暗いトーンの話し声では「本当に学生時代にムードメーカーだったの?」と思われてしまいます。
笑顔でハッキリと、明るめに、その場に即して臨機応変に話をするようにしましょう。
まとめ
ムードメーカーは、とても素敵な存在ですが、人には、向き不向きがありますよね。
やった事がある人ならわかりますが、ムリしてムードメーカーのふりをすることは、本人もまわりの人も疲れてしまいます。
自分らしく、マイペースで誠実に仕事をこなしていけば、社会の中で自分の役割や居場所が見えてきます。
人の嫌がる仕事が抵抗なくできる人は、ムードメーカー同様に会社にとっては貴重な存在です。
また、口下手で人を楽しくできない人でも、毎日一輪の野の花を生け続けてくれる女性は、ムードメーカーといえます。
持ち場持ち場で自分のできることを自然な形でおこなえる人になりたいものです。