プレゼンテーション能力が高いと、説明や主張が聞き手にダイレクトに伝わります。
日本人は説明下手と言われ、プレゼンテーションが苦手な人が多いようですが、プレゼンテーション能力を高めるには、それ相当のレッスンが必要です。
プレゼンテーション能力とは?
自分から情報を伝える能力が低ければ、どんなに素晴らしい意見を持っていても、知識や情報がないのと同じです。
聞き手のほとんどは、下手なプレゼンテーションでは、10分もすれば飽きてきます。
人にわかりやすく説明したり、言いたいことを伝えるのは難しいことですが、話の内容や時間配分を事前に何度もチェックしておくと、自信がつきます。
プレゼンテーションでは、結論を先に伝え、理路整然とわかりやすく説明することが大切です。何が言いたいのかわからないようでは、聞き手をイライラさせるだけです。
そこへ持ってきて、面白くもない雑談を入れて場を和ませようとしても、聞き手は余計に混乱します。
プレゼンテーション能力の必要性ってあるの?
プレゼンテーション能力は、どんな場面においても必要です。
普段から、仕事の内容を上司に報告する際にも、わかりやすく説明や報告する癖をつけておくとこと、プレゼンテーション能力は高まるでしょう。
まず「結論」を先に述べて、理由を具体的な例に上げて説明し、再度結論に戻すような話し方をすれば聞き手により理解されます。
この3段階を踏むことで、説明下手が解消されること間違いなしでしょう。
突然、プレゼンを依頼されるかもしれない
上司から突然プレゼンを頼まれても普段から的確な説明方法を心得ていると、あわてずにすみます。
面接時の自己PRに有利
近年、大学では積極的にプレゼンテーション能力向上の授業を取り入れているところが多々あるのを知っていましたか?
これから社会人になる人たちはプレゼン能力がある状態で就職活動をしています。
「苦手だからやらない」とそのまま放置しておくと今後、転職/昇給/昇格などに悪い意味で影響してくる可能性があります。
プレゼンテーション能力の向上のために
仕事上では、「プレゼンが苦手だから」と、逃げてばかりいるわけにはいきません。
苦手意識をなくすための「8つのヒント」を参考にしてください。
- 構成をきちんと組み立てる
- 何のためにプレゼンテーションをするのか目的をはっきりさせておく
- わかりやすく伝える
- 最初に聞いてくれる人の心をつかむ
- 抑揚をつけて声にメリハリを
- 時間配分を意識する
- 普段からコミュニケーションを大切にする
- ハンドアクションを意識する
結論と理由をはっきりさせ、何度も読み返してわかりやすく推敲し、原稿を読むのではなく、自分のものにしましょう。資料等は、流れを確認するために使うようにしましょう。
一番伝えたいメインメッセージを、始めに伝えます。
いくら知識が豊富でも、難しい言葉の羅列では、聞き手は理解しがたく疲れてしまいます。
できるだけわかりやすく、言いたいことを伝えることが大事です。
また、「人前で話すと、汗が出る、頭が真っ白になる」のは、単なるレッスン不足です。
前もって何回も声に出して練習をしておくことで、冷静に対処することができます。
プレゼンテーションの最初に、「聞き手を引きつける話で、心をつかむことが大事だ」と分かっていても、お笑い芸人でもない普通の人には、ユニークな話やおもしろい話のネタなどそうそうないもの。
聞く方も、中途半端なネタやボケは、白けてしまいますよね。
変なネタやボケを仕込むよりも誠実に言いたいことを伝える方が、真剣に聞いてもらえる可能性は高いでしょう。
こういったプレゼンテーションをする相手が滑りネタなどが好きというのであれば話は別です。
余裕があればプレゼンテーションのはじめに、これからプレゼンテーションをする主題の体験談などを話してから、本題に移ると聞き手が興味を持ってこの先の話を聞いてくれるようになるでしょう。
たとえば、寝具などに関するプレゼンテーションなら、自身が安眠枕を使うようになってから不眠症が改善され、肌荒れがなくなったこと。
夜中に何度も目が覚めていた母が朝までぐっすりと眠れるようになったことなどの実体験を、1~2分話すだけでリアリティが増します。
ただ、くどくどと私的なことを話したり体験談について細かく話すと胡散臭く感じ、聞いてくれなくなる可能性もありますので、よい所で話を終わらせプレゼンテーションに持っていくといいでしょう。
ボソボソと聞き取りにくい声では、何も伝わりませんが、高すぎる声や大きすぎる声も、
聞く方にとっては不快なものです。
同僚などに、事前に声のトーンなどもチエックしてもらうようにしましょう。
何度も声を出して練習を重ね、終わったあとに何が悪かったかをふり返ることが、プレゼンテーションを成功させるコツ。
プレゼンテーションをする前に、時間配分をしっかりしておくことは非常に大事です。
決められた時間よりオーバーしてしまうのは当然NGですが、予定していた時間より、大幅に短いのも絶対にいけません。
参加者は貴重な時間を割いて出席しているので、有益な話を時間内に収めることがマナーです。
プレゼンのレッスンをするときに資料に時間配分をメモしておき、それにもとづいておこなうようにするとよいでしょう。
多くの人前で企画や自分の意見を発表するプレゼンテーションは、コミュニケーション能力が必要です。
「プレゼンテーションは苦手」と逃げずに、普段から多くの人とコミュニケーションを図り、会話力を鍛え、説明力をつけましょう。
オーバーアクションは考えものですが、説明の途中でのちょっとしたハンドアクションで、聞き手の心が安らぐこともあります。
プレゼンテーション能力が向上しないわけは?
紙に書きその内容を読むのはNG
資料に頼りすぎると、プレゼンテーションの個性や魅力が半減し話を聞いてくれなくなってしまうでしょう。
自信がなさそうに見えてしまうので印象もダウンしますので絶対にNGです。
一方的に伝えるプレゼンテーションは飽きてしまう
疑問を投げかけたり、同意を求めたりすることで参加型のプレゼンテーションを目指すと、聞き手を飽きさせないようにする事ができます。
プレゼンテーション能力を向上させるオススメの本
参考のために、次のような本があるのでチェックしておくといいでしょう。
- TEDトーク世界最高のプレゼン術
- 伝え方が9割
- スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン
- ロジカル・プレゼンテーション自分の考えを効果的に伝える戦略コンサルタントの「提案の技術」
飽きさせないように質問や問いかけをしましょう
聞き手を飽きさせないためには、プレゼンテーションの中で聞き手に質問や問いかけをすると活気づきます。
聞き手は一方的に説明を聞くだけだと、眠くなったり、上の空になってしまう恐れがあります。
聞き手を巻き込みながら会場一体型のプレゼンテーションを目指しましょう。
まとめ
プレゼンテーションを終わって、聞き手が「話を聞いてよかった」と思われるには、何回もレッスンをして、当日の流れを把握しておくことが大切です。
苦手意識を捨てて、自信をもっておこないましょう。