今の自分がどれぐらいストレスを抱えているか気づかないままムリをして、心身に不調のサインが出ているのを見逃していませんか?
ストレスを抱え続けていると、やがて大きな病気につながることもあります。
今の自分の状態を振り返り、ストレスを軽減しましょう。
ストレスを感じること
ある会社が「仕事上でストレスをどの程度感じますか?」とのアンケートを取ったところ、「かなり強く感じる」や「強く感じる」と回答した人が、67%だったという結果が出ています。
おそらく働く人のほとんどが、なんらかのストレスを感じながら日々の生活を送っているに違いありません。
仕事の量や内容
仕事の量が多く、内容も多岐にわたると、心身ともに疲れてしまいます。
責任感が強すぎたり、上司の評価が気になる人は頑張りすぎてしまい、精神的に参ってしまうようです。
人間関係
社内の人間関係に気を使いすぎる人も、ストレスがたまります。
自分のことを過小評価したり、社内の雰囲気がよくないのは自分のせいではないかなど考えてしまうと、気が休まりません。
将来のこと
将来のことを考えただけで、不安になってしまう人もいるようですが、一寸先は闇か光かは誰もわかりません。
今、現在やっていることで「幸せ」と感じられるかどうかを第一に考えましょう。
雇用形態や給与
近年、正社員として定年まで働くことができる終身雇用制度は、崩れつつあります。
そのため、契約社員や派遣社員など、さまざまな雇用形態の労働者が増えているのが現状です。
正社員と比較して、労働時間があまり変わらないにもかかわらず、労働契約期間や給与等の問題で悩んでいる人が多くいるんです。
睡眠
睡眠不足はストレスの最大の原因。
睡眠時間が足りない場合はイライラしますが、イライラだけでは治まらず、精神疾患に陥る場合もあるでしょう。
家計に関すること
仕事から得られる毎月の定期収入が、普通に生活していくために必要な額に達していない場合は、ストレスを感じてしまいます。
お金がないというストレスを解消するには、
- 節約
- 副業等で新しい収入を得る
- 転職する
3つの選択肢がありますが、
と
大きなストレスを感じることなく、家計の問題が解決します。
家族関係(夫婦・子・育児など)
家族のことが嫌いで、一緒にいるとストレスに感じる人は世の中に意外といるようです。
「自分はおかしいのかな?私の性格が悪いから、家族のことを嫌いに感じるのかな?」と悩むのはやめましょう。
そんな人は山ほどいます。
体調や健康
体を動かすことは健康によく、ストレス発散にも効果的です。
スポーツクラブに通う時間が取れなくても、筋トレやストレッチなどの自宅でできる軽い運動を継続するだけで、体調が良くなるでしょう。
筆者もストレスで色々な病気・難病を患ってしまいましたが、運動を始めたことによってだいぶ軽減され病気の症状も軽くなりました。
住まいや環境(騒音や街の環境)
リフォームのような大掛かりなものでなくても、
などでネオンの灯や車の騒音を防ぐことができ、ストレスを和らげる事ができますよ。
死別
配偶者など家族の死や、友人の死などは、いずれもストレスとなります。
マイナスの感情が強くなると、脳内で絶えず緊張ホルモンが分泌されるため、心身ともに、こわばってしまいます。
「泣くこともデトックス」なので、大いに泣きましょう。
ストレスを感じた時に出る症状と影響
ストレスが原因で起こる心身の不調は、うつや不安障害などの精神疾患のほか、
- 頭痛
- 耳鳴り
- めまい
- イライラ
- ほてり
- のぼせ
- 冷や汗
- 動悸・息切れ
- 不整脈
- 高血圧
- 不眠
- 腰痛
- 胃痛
- 頻尿
- 下痢
- 便秘
- 過敏性腸症候群
- 自律神経失調症
など実にさまざまです。
ストレスに負ける考え方
- 完璧主義
- 意見を譲らない
- イエスマンである
- 相談できる人がいない
- 他人の失敗を許せない
まじめで几帳面、細かいことにもこだわってしまう。
自分の意見は正しいと思い込み、意見を通す。
自分の意見があるのにはっきり言えず、人に合わせてしまう。
頼れる人が周りにいないため、悩みをひとりで溜め込んでしまう。
寛容さにかけ、他人の失敗が許せない。
ストレスに強くなるための考え方
- 「まあいいか」の精神を持つ
- くよくよしないですぐに切り替える
- 都合よく解釈する
- 困った時は人に頼る
- 趣味などでストレスを解消する
自分の思い通りにならなくても「まあいいか」と受け流す。
嫌なことがあってもくよくよせず、すぐに切り替える。
何でも自分に都合良く解釈するポジティブさを持つ。
自分一人で困ったことを抱え込まず、人に相談する。
どんなことでもいいので、熱中できる趣味を持つ。
ストレスを感じた時のオススメの対処法
マインドフルネス
仕事に集中するあまり、呼吸が浅くなっていたりしませんか?
気づいた時に、息を深く吸ってゆっくり吐くだけで、副交感神経が優位になりリラックス効果が得られる事ができるのでぜひ今日から実践してみましょう。
40代のストレスや体の痛みはマインドフルネスで解消!瞑想との違いや方法・効果について徹底解説。
レジエンス
「復元力、回復力、弾力」などと訳される言葉で、近年はとくに「困難な状況にもかかわらず、しなやかに適応しする」といった心理学的な意味で使われます。
柔らか頭で、柔軟に対応することで強いストレスが回避できます。
アンガーマネジメント
アンカーマネジメントとは、怒りをコントロールして適切に対処することです。
怒りを伝える場合は、相手の理解を得られる言葉で伝えるようにすると、良好な人間関係が構築できますよ。
紙に悩みを書く
ストレスを感じると、頭は混乱してしまいます。
そんなときは、すべての想いを書き出すと、自分の心が客観視できます。
まとめ
日々穏やかに暮らすには、あらゆるストレスをうまく発散させることです。
ストレスを感じる原因は、仕事や人間関係などさまざまですが、多くの人はストレスを抱えていることさえ気づかずに、ムリをしているようです。
ストレスを解消する方法はたくさんあるので、自分に合った解消方法を選択して、ストレスを溜めないようにしましょう。