男性女性にかかわらず、40代での転職は正直難しいといえます。
子育てのブランクがある人や未経験の分野に転職したにもかかわらず、転職に成功した人も数多くいます。
その人 たちが成功した理由はいったい何なのでしょうか?
40代女性が転職を成功させるために必要なことをまとめてみました。
40代女性が転職を成功させるために必要な9つのこと
- 年齢を重ねるたびに物覚えが悪くなるという自覚は必要。
- 一度職場に入れば転職先では新入社員だということ。
- 自分の現在の能力を客観的に把握するために、長所や短所・経験や資格などを紙に書きだす「棚卸作業」をやっておきましょう。
- 正社員にこだわらず、派遣社員や契約社員として働くという選択も視野に入れておきましょう。
- 過去の仕事で、接客や販売経験があり、コミュニケーション能力にたけている人は40代以上でも歓迎されます。
- 転職の形態にこだわらず、知り合いに就職の依頼をしてみる方法もあります。中小企業などへの人脈による中途採用は現在でもあるようです。本人の現在の状況や長所なども雇い主に伝わりやすいので、成功率が高い傾向があります。
- 医療事務や介護職・IT職など就職に有利な資格を事前に取得しておくことは、即戦力とならなくても、意欲が買われることもあります。
- 転職できたとしても希望通りの収入を得られないことは覚悟しておきましょう。
- 転職を成功させるためには、ぜひともやってみたかった職業にチャレンジしましょう。
過去の仕事や収入にこだわらず、高望みをしないことも大切です。
常に謙虚な姿勢でいること、無用なトラブルを避けるためには、極力プライベートなことを話さないなど、転職活動をする前に心構えを持っておきましょう。
比較的採用されやすくなり、正社員に登用される可能性は大です。
転職先と前職が違った職種でも職歴はしっかり記載しておきましょう。
何が功を得るかはわかりません。
ただ、実力以上の盛ったことを書くのはNGです。
待遇面だけで転職先を選ぶと「年下の上司に偉そうに言われ、給料は雀の涙」などとネガティブになりがちですが、「私が選んだ好きな道だから」と思えば、少々のことは我慢できるものです。
人生1度きりですし、後悔しない人生を送るためにも、子供の頃なりたかった職業にチャレンジするのもいいでしょう。
40代でも活躍できる業界
看護師などの介護分野の採用ニーズは、年々増えています。
高齢化社会から、家族の介護などの経験がある40代以上の大人の女性が求められており、資格がなくても採用後に経験が加味され、ステップアップすることができます。
他にも清掃業、販売業や飲食業、セールスレディなども40代以上の女性が就職しやすい業界です。
その他にも、かつては銀行に勤めていた人なら、窓口対応のニーズあります。
また、SEやエンジニア系は技術力を求められますが、IT系の営業職はどこも人材不足なので転職できる可能性は高いです。
男女に関係なく、マンション管理士・管理業務主任者・電気工事士・第二種運転免許・ファイナンシャルプランナー・医療事務・教員免許・介護福祉関係などの資格を持つ人や過去に従事していた人は40代以上でも活躍の場が広がります。
40代女性のための転職エージェントを紹介しておきます。
リクルートエージェント
type転職エージェント
パソナキャリア
マイナビエージェント
転職を成功させるためには最終段階の面接をクリアしなければなりませんが、面接が苦手という人は多いようです。そんな人には転職エージェントを利用して面接の練習をする方法がオススメです。
経験豊富な転職エージェントの担当者は、業界に応じた面接指導をしてくれるのでリラックスして本番に臨むことができます。
書類選考が通らない人の特徴は?
いつも書類選考で落ちてしまうのは書類が不備な場合が多いようです。
証明写真のサイズは合っているか、空欄はないか、文字を修正する際は修正液でなく二重線と押印を使っているか、添え状が同封されているかなど基本的なことをチェックしてみましょう。
転職エージェントを利用するとフォローしてもらえるので、落ちる原因が解明できます。
書類選考や面接が通らない人の特徴と成功する人の特徴
「面倒くさいなぁ」とか「どうせ採用されないだろうな」などと思いながら書いた書類は、誠意が感じられないことが多いようです。
履歴書がテンプレート化していて応募先に合った履歴書になっていないと、書類選考の段階で落とされます。
書類選考や面接が通らない人の特徴は、面倒くさがり屋さんです。
転職に成功する人は、数社に書類を提出する場合も一社ずつていねいに仕上げています。
履歴書の印象をアップ・40代の写真や学歴、志望動機の書き方まとめ
成功するために大前提として考えておくべきこと
いくら学歴であっても、本人のやる気がなければ何もなりません。学歴に関係なくその仕事が好きで努力をいとわない人なら、企業側も受け入れてくれる可能性が高くなります。
また、あまりにも自分を過小評価して、「趣味や特技はとくになし」などと投げやりなことを書いたり、面接で自己アピールをしないのは考えものです。
新卒と違って40代にもなれば「アピールするところが一つもない」ということはないはずです。
IT関係の会社を希望していて面接まで至ったとしても、微妙なボーダーラインだった場合、仮に「この仕事には関係ありませんが料理が好きで子育て中に調理師免許を取りました」と言えば、家族思いで努力家であることが伝わります。
企業が求めているのは仕事のスキルだけではありません。
職場の雰囲気をよくする人間的な魅力であるヒューマンスキルも採用の条件のひとつです。
転職を成功している人の5つの特徴
- 自己分析できており、自分のアピールポイントが分かっている。
- 履歴書を1社1社工夫して書いている。
- 過去の業績をわかりやすくするために数字を入れて具体的に書いたり、述べることができる。
- 資格よりも実力が大事ということが分かっている。
- へこたれないメンタルを持っている。
転職を成功させる近道とは?
さまざまな求人媒体から情報収集をし、自分なりの市場の調査をおこなうことは大事です。
1社のみの転職サイトや転職支援サイト、ハローワークに頼らず、さまざまな転職サイトに登録することで、より希望に近い仕事に出会えます。
40代で家庭を持つ女性が希望する「土日祝日休みで残業もほぼなし」といった条件も数多くの転職エージェントの中から探すと、見つかる可能性が高くなります。
長い間ブランクがあった人は、とくに企業における常識的な事柄にも疎くなっていることが多いので、プロを介して転職活動を進めていくのが転職を成功させる近道です。
うつ病の人でも成功できるコツ
複雑な人間関係や覚えることが多すぎる仕事の中でうつ病を発症する人が年々増えています。
うつ病が原因で退職した人が快方に向かい転職を考えた時に心配なのは、やはり再発です。
2018年(平成30年)4月1日より、うつ病を含めた精神障害者の雇用が改善されました。
今までは障害者雇用促進法の対象は身体障害者、知的障害者に限られていましたが、今回の改正で精神障害者も追加されました。
こういった人を雇うことで企業側もさまざまな面で有益になるため積極的に雇用するようです。
以前の会社でうつ病になったなどとは履歴書に書きにくかったり、面接で言いにくいものですが、包み隠さず伝えることで将来的にも気持ちがぐっとラクになるので伝えておくといいかもしれません。
「障がい者雇用」という選択もあることを知っておきましょう。
まとめ
40代での転職はきびしいというものの、転職サイトなどを利用して探せば、自分の希望する職種や条件に合ったところを見つけることができます。
何度も書類選考や面接で落ちてしまう原因は書類の不備や、面接のポイントを抑えていないからかも知れません。
プロのアドバイスを受けることで効率よく転職を成功させることが可能です。